がんとは、細胞ががん化して悪性腫瘍になったものです。
同じ幹細胞がんでも、肝臓の中を通る胆管ががん化したものは、[肝内胆管がん(胆管細胞がん)]と呼ばれており、肝臓がんと肝内胆管がんは、治療法に違いがあるため区別されております。1年間に10万人あたり約32人で、男性に多い傾向です。さらに肝臓がんは肝機能に影響を及ぼし慢性肝疾患をほぼ伴っています。
また、特徴として前立腺や、甲状腺、胃などその他の部位のガンと比較し生存率が5分の1です。
肝臓ガンの場合、転移するとさらに
生存率が10分の1以下に…
がんの治療法には、保険診療で行う外科療法・抗がん剤・放射線治療の他にも、自由診療として免疫療法やがん遺伝子治療などがあります。
引用文献:全国がん罹患モニタリング集計 2006-2008年生存率報告(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター2016)独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度広告書
転移してない限局がんは生存率が高い傾向にあります。このような、転移のしていない初期のがんは手術が第一の選択肢です。部位によって放射線だけで完治を目指すことも可能です。
引用文献:全国がん罹患モニタリング集計 2006-2008年生存率報告(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター2016)独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度広告書
転移のある場合の生存率は、転移がない場合と比較し、約4分の1以下と著しく低下します。また転移がある場合、保険診療では治療が受けられないケースも発生し、医師によっては緩和医療やホスピスを勧めることもあります。
がんの種類 | ステージ | 5年実測 生存率(%)* |
5年相対 生存率(%)* |
---|---|---|---|
肝臓 | Ⅰ | 53.3 | 59.6 |
Ⅱ | 32.0 | 35.6 | |
Ⅲ | 12.6 | 14.0 | |
Ⅳ | 1.7 | 1.9 | |
不明 | 21.6 | 24.9 | |
計 | 31.6 | 35.3 |
転移があればさらに生存率が低下…
転移個数 | 1年生存率 | 3年生存率 | 5年生存率 |
---|---|---|---|
1〜3個 | 93% | 67% | 55% |
4〜7個 | 93% | 59% | 44% |
8個以上 | 89% | 49% | 33% |
全症例 | 93% | 66% | 51% |
生存率の低い肝臓ガンにおいては、3大治療で効果が期待できなかったりそもそも行うことが不可能なケースもほとんどです。
がんの転移を抑えながらがん細胞の自然死を促す“がん遺伝子医療”を三大標準治療と合わせることが治療の可能性を効果的に引き上げることに繋がるのです。
がん治療は、患者様個人のレベルで最適な治療方法を分析・選択する考え方が主流となりつつあります。
型にはまった治療法ではなく、細胞を遺伝子レベルで分析し、適切ながん抑制遺伝子のみを投与して治療を行うことも可能となりました。
がん細胞の性質を分子レベルで捉え、それを標的とする新しい抗がん剤もたくさん開発されています。すでにがんを引き起こす遺伝子や、がんを抑制している遺伝子も数多く発見されているのです。
がん遺伝子治療とは、がん細胞を破壊や体内から取り除くことではなく、細胞の正常化を目指します。
そもそもがんは、遺伝子の損傷によって変異した細胞が増殖していくことで大きくなります。変異した細胞を正常に近づけることや、損傷した遺伝子を修復することでがんを体内から消していくのです。
細胞に攻撃を与えないため身体への負担も少なく、再発がんや転移がんに対しても有効な治療が行えます。
がん遺伝子治療は症状に応じて月に2~4回の点滴治療を行います。遺伝子治療ではウイルスベクターと呼ばれる「遺伝子の運搬役」に、がん抑制遺伝子を乗せてがん細胞に届けます。
国内の医療機関によってどのベクターを選ぶかは異なりますが、がん研究の結果を踏まえて、効果が長く続き、安定して発現するウイルスベクターを選び抜いて使用しています。
抗がん剤や放射線治療に副作用があるように、がん遺伝子治療にも少なからず副作用はあります。
遺伝子治療では遺伝子タンパクと呼ばれるタンパク質を体内投与するので、そのタンパク質に対してアレルギー反応が出ることがあります。
また副作用として発熱や血圧低下が起こる場合もありますが、解熱剤や少量のステロイドを投与することで、副作用はほぼ抑えることが出来ます。
がん遺伝子治療は手術や抗がん剤治療、放射線治療と併用することでそれぞれ相乗効果が期待できます。
手術によって腫瘍を根幹から切除したとしても、検査や目に見えないレベルのがん細胞が体内に点在している可能性は十分にあります。
遺伝子治療は点滴による全身治療を行うので、微細ながん細胞に対しても効果を発揮し、がんの再発や転移の危険性を抑制することが出来ます。
抗がん剤は遺伝子治療と同じく全身に効く治療で、再発や転移の予防にも効果がありますが、がんに耐性が付くと効果が無くなります。
遺伝子治療は耐性にならないだけでなく、抗がん剤の耐性を改善することもあります。また遺伝子治療を併用することで抗がん剤の投与量を減らし、抗がん剤の副作用を減らすことも期待できます。
がん遺伝子治療の優れた点として、がんの種類を選ばずに治療を行うことが可能です。
もともと、がんというのは遺伝子の異常が原因であり、その原因に対してアプローチを行う遺伝子治療は非常に理にかなった治療法だといえます。
また正常細胞に悪影響を与えないため、がんの進行具合を問わずに治療が行えます。
がんの予防から、術後の再発予防、再発治療、体力の減退した末期がんの患者様まで、どんな病期の方でも治療を受けることが可能です。
さらに遺伝子治療はがん幹細胞(がんの根源)に対しても効果を表します。
がん幹細胞はとても強く、放射線治療にも耐えることもあり、抗がん剤に対しても耐性になることがよくあります。
手術で取り残すと、ほとんどの確率でそこから再発してしまいます。
そんながん幹細胞に対しても有効な治療法が遺伝子治療なのです。
無料フォームに入力、もしくはお電話にて、がん治療相談のお申し込みをしてください。
ご希望の日時に相談員が折り返しお電話をして、現状のヒアリングをさせて頂きます。
ヒアリング結果をもとに、保険診療や自由診療の中で今の症状に最適であろう治療プランをご案内します。
必要に応じて、相談者様のお住まいに近いクリニックのご案内や専門医のご紹介をいたします。
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がんと宣告された時、多くの方は冷静でいられず、
言われるままに治療を進めてしまいがちです。
「あの時こうしておけばよかった」と後悔しないために、
貴方のための「ベスト」を共に見つけて参ります。
心の底にある不安や悩みも含め、お気軽にご相談ください。
患者様の価値観やライフスタイルに合った治療を実現する
ためのアドバイスや患者様のご不安な部分をサポートさせ
ていただき治療法を一緒に考えて参ります。